このページは、集計の中身を確かめたい方に向けたものです。私たちが何を間違えたかも書いています。数字を扱う以上、誤りは出ます。隠さずに残すことが、次の数字の信頼につながると考えています。
相場ページの院リストは、口コミ件数を考慮して補正した評価の順に並べています(表示している★は生の数字)。件数の少ない院の平均は揺れが大きいため、全体平均へ少し引き戻しています。
| 記号 | 意味 | 実測値 |
|---|---|---|
| σ² | 口コミ1件あたりのばらつき(院内分散の平均) | 0.570 |
| τ² | 院ごとの実力のばらつき(掲載候補 n≥100 の集団) | 0.032 |
| C | 事前重み = σ²/τ² | 17.7件相当 |
補正後の評価 = (生の評価 × 件数 + 全体平均 × C)÷(件数 + C)
Cはコードに焼き込まず、毎回データから推定しています(souba_common.rating_shrinkage())。母集団が変われば適正値も変わるためです。
同じ院の口コミを2つに分けて、それぞれの平均を比べました(分割半信頼性)。
| 条件 | 相関 | Spearman-Brown補正後 |
|---|---|---|
| 口コミ20件以上(780院) | +0.739 | 0.850 |
| 口コミ80件以上(392院) | +0.856 | 0.922 |
| 口コミ320件以上(106院) | +0.917 | 0.957 |
時期を前後で割った場合でも +0.68〜+0.76。評価は安定したものを測っています。信頼性 τ²/(τ²+σ²/n) は100件で0.85、300件で0.94。
静止画では方向が分かりません。「値引きが多い」施術が、認知獲得のために値引く新規なのか、数量を取るために値引く成熟なのかは、同じ顔をします。区別できるのは変化の方向だけで、それには同じ定義で繰り返し測る必要があります。
| 系列 | 基準時点 | 測っているもの |
|---|---|---|
| 検索順位 | 2026-07-17 | 媒体上の結果 |
| 施術指標 | 2026-07-21 | 市場がどう動いたか |
| 院ごとのメニュー特徴 | 2026-07-25 | 各院が何をしたか |
定義は凍結します。一度記録を始めたら変えません。定義が変わると系列が断絶し、それまでの記録が比較不能になるためです。定義を見直したくなったときは、列を追加します。
収集の頻度は、変化の速さから決めています。順位は口コミ数の降順なので、隣の順位との件数差(中央値16件)を口コミの増加速度(上位院で1日2.88件)で割ると、5日程度で入れ替わりうる。実測でも1日で4.9%の順位が動いています。ただし見たいのは「今日の1位」ではなく数ヶ月の傾向なので、週次で足ります。
いずれも、実際に踏んだ失敗から作ったものです。
公開前の検証で見つけ、修正したものです。
| いつ何を誤ったか | どう直したか |
|---|---|
| 院リストで、定価表と実売を混ぜて相場と比較していた | 実売のみで比較。掲載48院中24院が入れ替わった |
| 症例の価格をそのまま数値変換していた(テキスト列) | 「512,000円」が512になる誤り。専用の解析処理へ |
| 季節性を「年内シェア」で測り、1.87倍と算出 | 増加分を除去して1.29倍。最少月も入れ替わった |
| 順位の1月分を7月と比較し「86%入れ替わり」と算出 | 1月データが複数回収集の混在で破損。比較を撤回 |
| 評価の補正の強さを根拠なく300件相当と設定 | データから推定して17.7。効き幅は当初の見立てより小さい |
| 症例数と評価の散布図が実データではなく作図だった | 実データ(医師918名)に差し替え |
| 日本の相場リストに所在地不明の院(韓国の院を含む)が入りうる状態だった | 所在地が取れている院に限定 |